「皆さん飽け増して御眼で問う。」
「漢字ちげーよばーか。」
「何ぃぃっ!?兄貴(てめー)にだけはバカ言われたくないんじゃぁぁぁぁ!!!!」
「…はっ。」
「きいいいいいっ、悔しいっ…!!!」
「…新年早々何やってんの。」
あけおめことよろポン太郎一家 +2006年+
「というわけで、今年の抱負を墨で表し、半紙に託します。」
よしおがカメラに向かって言う。
「…えーっと…、…『へーっ、すごおい!皆書くの?』」(棒読み
「こらまき姫、読者の前で台本読まない。」
「えへっ。」
「…っていうか、こんな企画、一年前ぐらいに見たような…」
「Sh−!!!!!!!!!!!!!!!それは他局なので禁句でぇぇす!!!!!!!!!!」
「…それって、これ書いてる管理人がずっと前に持ってたサイト・らぶr「NOOOOOOッ!!!!!!」
「なんでもか必死なの。」
「んー、それはー…作者に、これ(OKサインを下に向けて)をもらったからでぇーす。」
「言っちゃダメじゃん。」
「…っていうか、これテレビじゃないし。」
…こほん。細かいことは気にするな。
トップバッターは、ハイテンションのクセに最近やられキャラとして立派に育ってきた無駄に縦に長いバスケバカ・たにこ。
「ゴルァァァッ!!!!!!!!!!!!!誰がバカじゃいやぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」
「あ、やられキャラっつーのは否定しねぇんだ。」
「うるせぇ兄貴!!!!!!きっとなぁ、この作者はなぁ、あたしのこと嫌いだからこんなことになってんだろぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!」
いえいえ、そんなこと一切ございません。
「嘘っ!?」
だって、たにこ、すっごく弄りやすいんだもんvv(満面の笑み
「…もう、いいっ!!!!!こんな世界なんて、出てってやるーッ!!!!!!!!」
「そんなことしたら撃ちますYo!それがマフィアの掟でーす!」
「やややややめてもかっ!!!冗談だから!!!!!いや、ほんとっ!!!!!」
「つーかただの家族だし。マフィアじゃないし。」
「あっ。」
急によしこがマイクを取り出す。
「あー、あー。マイクOK?…うん、OKね。」
「何するんだ、よしこ?」
優しい夫・よしおは、少し心配そうによしこを見つめる。
「これ、言うの忘れてたわ!
明けましておめでとう!!!!!!!!!」
「…。」
「「アホお袋。」」
「アホ姉(あね)。」
「アホ嫁。」
「アホおばさん。」
「ポンポンポン。(アホ飼い主)」
よしお以外のメンバーがそう言ったところで、よしおを見る。
「…え、何?」
「ほら、よしおさんも言わないと。」
「…何を?」
「アホ妻って。」
「えっっ…(汗」
「ひっどおおおおおおいッ!!!!!!よしおさんが、そんなこと言うわけないじゃなぁいっ!!!!!
というか皆揃ってアホってないじゃないっ!」
…まぁ、皆つっこむ気力もないってことです。
「っていうか、『アホ嫁』って言ったの、みさばあ…?」
人間いつか花開く時もある(違う意味で
「よっし、できたっ!」
たにこは、バンッと半紙を見せた。
『バスケで世界一』
「「「おおー…」」」
「まさに青春ねっ!」
感極まって涙を流すみほばあ。
「大げさな…。」
オロオロするたにこ。
「やるじゃんっ、たにこ!やっぱ目標はでっかくねっ!!!」
「だよね!!」
ハイテンションまき姫を見て、たにこのテンションも上がってきた。
だが。
「うわー…思いっきり青春ぶってる人がいるー…。」
「今更バスケで世界一ってちょっと寒いよねー…。」
陰でこそこそと言い合うさとしともか。
「こらそこの二人なんでヒいてんの!?
しかもなんでもかは流暢な日本語に戻ってんの!?」
「はいはい。」
「はいは1回!」
「Hi!!!」
「…なんか、モカの笑顔嘘くさい。」
続きましてよしこ。
『美味しいチャーハンを作る!』
「…。」
深まる沈黙。
「…なんでチャーハン。」
「えぇっ、だってよしおさんチャーハン好きなんだもんっ!」
「えっ、あぁ…。」
「いやいや、チャーハンじゃなくてね、料理自体を美味くつくろうよ。
チャーハンだけ美味しくなったら、いっつもチャーハンだよ。朝昼晩。」
「いいじゃないっ!あたし、頑張ってチャーハンだけは上手に作りたいの!」
「…もっと目標高くしよう?」
「チャーハンだけじゃなくてね…。」
「いやいやでも、あの料理という美名のついたあの物体たちから、美味しいチャーハンができるのはすげえ進歩だよ。」
「…うーん…。」
続いてみほばあ。
『愛とは何かを知る』
「…。」
さらに深まる沈黙。
「今年の青春は、愛について知って、楽しみたいの。
そしたら、もっと青春を謳歌できませんか?」
テレビの語り手のような口調で、みほばあは青春について語り始める。
「…みほばあなら、愛って何か、知っているんじゃないの?」
「いいえ、人類の中で、いえ、生物の中で、一番不思議で、一番綺麗で、一番切ないものは愛なの。
それを知った者が、手にする栄光は、限りなく素晴らしい…」
「はいはい、もういいよみほばあ。」
止まらない青春トーク。
今年も、62歳にしてまだまだ少女乙女のみほばあの青春(という名の妄想)は果てしなく広がるだろう。
次はみさばあ
『今晩のお料理はホカホカの肉じゃがにしましょうか』
「…。」
もはや誰も生きて存在してないのかというぐらいの沈黙。
「みさばあ、これ思いっきり今年の抱負じゃないね?」
「たにこや、お前も糸こん(糸こんにゃく)好きじゃろう?
たーくさん入れてやるからねぇ。」
「いや、みさばあ、何もかもがずれてるよ。」
「さとしは、甘めがいいと言ったのう。わかっとるよ。」
「…今年の抱負じゃなくて、今晩の献立らしいです。」
…みさばあと書いて場違いと読む。
次はさとし。
『サッカーで宇宙一』
「「「「おおー…!」」」」
「へへっ、すげぇだろ?」
「かっこいい、さとしっ!」
「いやいや待とうよ、あたしとかぶってる。ねぇ、もか。」
「oh−、宇宙1〜!!!!ナンバーワンですかっ!素晴らしいっ!!!ワンダフォーっ、ブラボーッ!!!!」
「えええええぇぇぇぇぇっ!!??あたしと兄貴、何も変わらないよねっ!?」
「いやいや、宇宙1ってところが。」
「何でっ!?何の違いがある!?宇宙に他にサッカーのスーパープレーヤーがいると思う!?」
「たにこ、お前はスポ魂というのをバカにしてるな。」
「いやいやいやいや!!!」
…若干一名不満があるらしい。
次、まき姫。
『世界中のクレープ制覇』
「太るよ。」
「えぇっ!?まき、ちゃんとクレープ分の運動してるもんっ!」
「なぁ、姫、それって俺のおごり?」
「うんvv」(すんげぇ眩しい笑顔)
「わかった」(輝く笑顔)
「…えっ、兄貴そんな余裕ないじゃん!」
「もかさんに頼む。」
「OH,任しといてっ!!!」
「頼もしい!それでも足りなかったらたにこの保険金を…」
「…ねぇ、兄貴。あたしたち、ちゃんと血、繋がってる?」
「…たにこ…。実は…。」
「…えぇぇぇっ!?こんなことしてる場合じゃないじゃん!!その展開!!」
「…列記とした兄妹だぜ★」
「よ、よかった…。
っていうか、それが問題じゃん!!保険金って!!やめよう!?」
「嘘だよ。」
「……(汗」
次はもか。
『アフリー&ムペーゾファミリーぶっ潰す』
「…。」
得意げなもか。
「も、もからしいね。」
たにこの笑顔は引きつっている。
「もか姐、習字上手っ!!」
「そこ!?」
「どーやって潰すんだ?」
興味津々のさとし。
…どーやら、漫画や小説の世界だと思っているらしいよーな。
「それは、もちろん私が活躍するんですYO!」
「「「「「おおっ!!」」」」」
「凄いな、もかは!」
「さすが私の妹!」
「やめろ、私お前が姉とは一回もおもたことないネ。」
「ひどいっ、もかっ!!!」
「でももか、勝てるの?」
「もちろんネ!私の異名、何か知ってますカー?」
「えっ…何?」
「『金髪(ブロンド)のスナイパー』でーすっ!!!」
「「「「「おおおおおー!!!!」」」」」
「…ねぇ、お父さん。」
「たにこ、何も言うな。…何も、言わなくていいんだ。」
次はポン太郎。
『解読不能』
「あはっ、何書いてんのポン太郎!!!」
「ポンポポンポンポンっ!!!!!!!!(ばあさん一筋って書いたんじゃっ!!!!!!!!)」
「すっげー下手だー。」
「当たり前だよ、犬だもん。」
「あはは、おかしいー!」
「ポン太郎も、ちっとは練習せんか。」
「ぽ、ポンポン…!!!!!(ば、ばぁさん…!!!!)」
…なんで犬に習字をさせようとするんだお前ら。
最後、よしお。
『家内平和』
「…。」
「…。」
「…。」
「…ま、まあ、家内平和はいいことだよな、親父!」
「そ、そうだよね!」
「はは、あはははっ!!」
「お、おじさんらしい!」
「あは、はは、はははは!」
…なんだか意味不明。
とりあえず、深空・他の管理人様共々今年もポン太郎一家を宜しくお願いします。
End