〜 嵐の家庭、茶川家 〜


 この家はそこら辺の家とはわけが違う

 「ポーポーポーポーポーーーン!!」

 ポン太郎が鳴く・・・・。

 この家は、この鳴き声から朝が始まる。

 「おーい、起きろぉー。・・・・ふぁ〜〜・・・。」

よしおが起きる。

 「おっはよぉ〜〜!!!」

 やんちゃ娘、たに子が起きる・・・。

 「朝っぱらからうるせぇんだよ。お前は!!」

 怒りながらも起きてくるさとし・・・。

 「うるさいのは、兄貴だろぉ!!?」
  
仮にも女の子なのに・・・・。

 「女のくせに生意気なやつ」

 っと言っていたら。 




 「おっはよう〜〜!」




  ドン!!



 まき姫(まき)が起きてきた・・・。


 そのときに、まき姫はさとしの上に飛び乗って、さとしは倒れた・・・。

 「おっはよ〜。まき姫。」

 「くそ生意気なやつがまた来やがった・・・・。」

 「あっ。いたの。」

 「お前が俺の上に飛び乗ってきたんだろ?!」

 まき姫はさとしが言っていることを右から左に聞き流した(無視した)。

 「まき姫、あのお婆,起こしに行こ!」

 「今日はなんの夢見てるか楽しみv^○^v」

 といいながら、2階へ行った。

 「俺の事は無視かよっ!!」



 
 〜  2階   〜



「おっはよぉ〜〜。お婆起きろ〜〜!!」

 と、まき姫とたに子が言っていた。

「あぁー待って・・・ふにゃふにゃ・・・私の・・・チキン・・・

 あぁ〜待ってぇ〜〜〜!」



    ドン!!



 ベッドから落ちる、よしこ。

「あぁ。今日はチキンか・・・。やっぱステーキの夢が一番面白いね・・・。」

 と悔しがるたに子&まき姫。

「お前らうるさいぞ!」

 と、言いに来たさとし。

「っるっさいなぁ〜。」


  パーン!!


「イッタァァァァァァァァァァァイ!!!」

 と大声で叫ぶ、たに子。

 この声でも起きない、よしこ

 ある意味すごいが、たに子VSさとしもすごい・・・。

「くそ兄貴!!」

「くそたに子!」

 とにらみながら、言っている。

 まき姫は、楽しそうに観覧している。

 そして、たに子とさとしは走り出した。

 向かった先は・・・

「みさばぁ〜!聞いてよ!このくそ兄貴が!!」

「みさばぁに頼るなんて、まだまだがきだな。」

 みさばぁはいつもはほのぼのとしているのだが・・・。




 今日は違った・・・。



「こりゃ!!だまらっしゃい!!」




「??」

みさばあが怒った。

みさばあの怒り方には、2人とも唖然としていた・・・。

「ほりゃ!!」

「いたたたたた。痛いよ、お婆ちゃん。」

みさばぁの攻撃は凄まじいことだった。

まぁ、物を投げるのだが、これが凄い。

ブーメランみたいに投げるのだ。

とても、おばあちゃんとは思えない、投げ方だ。

「ポーポーポーポーポーポーポーポッ!(やめるんじゃ、ばあさん!))」

それを無視する、みさばぁ。

(ポーポーポーポーポーポーポーポ《それならアレを使うしかない!》)






「わったしの名前は・・・・・・」






みさばあの攻撃は止まった。


ひどいめにあった、さとしとたに子が家に帰ったら、凄いことになっていた。

「・・・・・・」

「これは・・・なに・・・?お兄ちゃん・・・・?」

「・・・・俺にも・・・さっぱり・・・。」

部屋が荒らされていた。

「「ふざけるなぁ!!!!!!!!」」

「俺の、ごく○んのポスターが・・・。CDが・・・・。」

「私のおきにのた○せのポスターが・・・・。」

「「誰が・・・部屋を散らかしたんならぁぁぁぁ!!!」」

とさとしとたに子が叫んでいると・・・

「わたしの・・・チキン・・・待ってぇーーー・・・・ふにゃふにゃ・・・。」

さとしとたに子が唖然としていた・・・。





犯人は、夢を見ている、よしこだったのだ・・・。





ありえない事は頭によぎらず、怒りが、沸点に到達した、さとしとたに子。

「「おまえかぁーーー!!くそ婆!!起きやがれ!!!」」

という言葉にやっと起きたのか

「私のチキン・・・。あれっ!?ここ、さとしとたにこの、部屋じゃない・・・。

 私・・・どうしたのかしら・・・?」


「夢の見すぎなんだよ。まぁ大丈夫だから心配しないで・・・。」 

「あら、そう。優しいのね、さとしは・・・。」

この言葉に、2人は堪忍の緒が切れた・・・。

「「ふざけるなぁぁぁぁぁ!!」」

よしこは、この声に驚いた。

「俺の・・・ごく○んポスターが・・・CDが・・・」

「私の・・・た○せのポスターが・・・・。」

よしこは、身の危険を感じ、逃げようとした。

が失敗・・・。



「「逃がすとでもおもっとんかーーー!弁償しやがれ!!」」


といっている合間に、よしこは逃げた・・・。

さとしとたに子の怒りは、そう簡単には止まらなかった・・・。

普通のことだが・・・。


その時。



「私が弁償してあげるから、お母さんのこと許してあげて・・・・。」

みほばぁが、二人をなだめるように話した。


「「みほばぁ!ホントに買ってくれんの?!」」

「あぁ、買ってあげるよ。』

「「(みほばぁは優しいなぁ。)」」
と思っていた2人だったが、みほばぁがこんな事いうのは珍しいのだ・・・。

何があったか聞きたかったのだが、今日は、みさばぁの裏をみたり、よしこのことで、疲れていたのだ・・・・。


みほばぁに、ポスターなどを買ってもらい、部屋に戻って早速飾った・・・。 




〜    夜 寝る前     〜

さとしとたに子が晩ご飯を食べ、部屋に戻ったときだっだ。

「なぁ、たに子・・・。」

「なに?」

「初めてだったよな。俺達が意気投合したの。」

「だねっ」

「明日からは、喧嘩するから、覚悟しとけよ。まぁ、俺が勝つんだけど。」

「宣戦布告か。分かった。覚悟しとくのはそっちだよ!「俺が勝つ!」

とかいって、負けたら恥だよねぇぇ!」

「なにをぉぉぉぉぉ!」

「今日は、疲れたんだから、ゆっくり休ませてよっ。」

「今日は、一時休戦な!」

と意味が分からない会話している、さとしとたに子であった。

「・・・おやすみ・・・お兄ちゃん v^○^v」

「・・・おやすみ、たに子・・・。」

といって、一日が終わった茶川家であった。





次の日、よしこの夢のせいで、また変なことが起こる、茶川家であった・・・。
          



               風佳