「ハロー!オー、ユーアー マイ シスターズ ダゥター!
ブェリー ビッグ アンド ビューティフォー ガール!」
「・・・・はい?」
神様。
私の家の環境は確かに変だと思います。
30代なのにストレスと老けがたまりにたまった親父
絶対に自分の実母じゃない 天然・アホ・眼鏡
体は小さいのに態度はデカイ サッカーバカ兄貴
まだ60代なのにボケてきた元・ミス日本のおばあさん
億万長者でいつもはしっかりしているのにスイッチが入るとたちまち乙女になる62歳
その孫でハイテンション・天然・ゴーイングマイウェイな私のはとこ
そして犬のようで犬じゃないへんてこなペット
・・・そしてハイテンションで最近ツッコミキャラになってきたこの私。
えぇ、確かに変じゃありませんか。
でもですね。
変だからといって、変な人たちが集まってくるって言うのは・・・どうなんですか?
マイネームイズ もか
「すみません。英語わかりません。アイ キャント アンダースタンド イングリッシュ。」
たにこの目の前には、金髪で、可愛らしい女性が立っていた。
見れば、大体20の後半だろうか。
言葉も、見た目も、若々しい。
「ははははは!!喋れてるじゃん☆英語v」
「喋った!日本語喋った!」
「当たり前ネェー。私は元々日本にいたんだから。大体私日本人だし。」
少し外国っぽい日本語を話すその人は、なるほど黒い澄んだ瞳をしていた。
「誰っすか?」
「誰?オー、そうかあー。私も、あなたとは一回も会ったことなかったネ!」
・・・この人は、とぼけているのか?
「おお!!!もかおばさん!もかおばさんじゃねえか!」
「こら、さとし。もかおばさんじゃないでショー。もか姉さんでショー?」
「悪ぃ、もか姐。」
さとしがこの金髪の女性を見つけていった。
どうやらさとしはこの人を知っているようだ。
「もか・・・・?コーヒー?」
「違うわ。俺もアメリカには行ったことがあるけど・・・。この人はもか。」
「もか?変な名前ね・・・。」
「たにこの方が変だろ。」
「何ぃぃぃ!?」
「今気づいたのか?」
「HAHAHAHAHA!!!あなたたち、漫才ーみたいですわ!」
「は・・・はあ・・・・・。」
「相変わらずだなあ、もか姐。」
「誰なのよ、この人。」
「はぁ?お前お袋の話聞いてなかったのかよ?」
「話・・・?」
そういえば、昨日夕食の時間よしこが嬉しそうに何か話していた。
・・・・よし子の話なんか、どーせつまらないものだろうと、たにこは爆睡していたのだが。
「この人は、お袋の妹だよ。」
「はい!そうでーすvv」
「え・・・・・
えええええええええええええええええええええええええええええ!?」
「話を聞かなかったたにこが悪いわ!」
「うるせぇんじゃ!てめえなんざの話はいっつも退屈なんだよ!」
「ムキー!いつどこでだれがなにをなんのために退屈な話をしたのよう!」
「あー、もううるさいうるさい!いつっていったっていつもじゃないか!」
「私はね、歩く百貨事典なのよ!ためになること・得になることしか口にしたことはないわー!!」
「てめぇが百貨事典だったら、あたしゃあ万貨事典じゃあボケぇ!!!」
よしことたにこの喧嘩が続く。
よしおは、止めに入ろうか入らまいか迷っているし、
さとしは呆れてサッカーの雑誌でも見ているし、
まき姫はおもしろいことが大好きなようで、二人の喧嘩を楽しんでいるし、
みさばあは「今日は日が強いから日傘がなかったかしら?」とか言ってるし、
みほばあは乙女の夢という 名の妄想をしているし、
ポン太郎はポンとしか言わないのでしかたなくエサを食っていた。
「のおおおおお!!!!喧嘩はダメでぇぇぇぇす!!!!」
「のがあああ!!」
「ふぎゃあああ!!」
するともかが2人を物凄い勢いでぶっ飛ばした。
「お父さん、見てー。星が2つもあるよー。」
「ほんとだ。昼間なのに珍しいなあ。」
近所の田渕親子は、今日も平和だ。
・・・って、そんなんじゃなくって。
「あなたたち、親子じゃないんですかー?
親子たるもの、愛し合い信じ合い支え合い生きていくものでしょう!」
「何が親子じゃ!こんなやつ母親と思ったことは一回もないんじゃあ!」
「黙れ。あんたの全身の毛という毛ぇ引っこ抜いて鼻の穴に突っ込んだろかボケ。」
「(ええええ!?この人ほんとに帰国子女っ!?)」
「もか、聞いてよ。たにこが悪いの!」
「おどりゃあ貴様それでも母親か。貴様フライパンで火ぃつけて野菜と一緒に炒めたろか?」
「イヤだもん!私食べても美味しくないよ!」
「(そういう問題じゃねぇよ!)」
「なーんて、冗談でーすvv」
「(嘘だ!絶対嘘だあ!!!)」
「おお、もかちゃんか。どうしたのかい?」
そこへみさばあが現れた。
「おお!おばあさまでございますか!!
相変わらずお美しいことでーすvv」
「(態度変わった!何この帰国子女!?)」
「もかと私はアメリカにいたの。
で、私はたまたま出張でアメリカに来ていたよしおさんにプロポーズされたの〜vvてへっv」
「てへいらん。」
「何でよう、ケチ!まあいいか。
それで私、もかとパパとママ置いて日本に行っちゃったんだv
それから、さとしが4歳位の時にアメリカにいったんだ!
だからたにこはまだ生まれてなかったのよ。
で、もか、日本に戻りたくなって、ここにきたんだよ。気まぐれで。」
「はあ・・・・・。」
「ってなわけで、よろしくねvたにこ!」
「・・・・よ・・・・よろしくお願いします・・・・・・。」
「わー、もかさんもかさん!まきと一緒に遊ぼう!トランプでもして!」
「オオー、いいですネエvvさとしもやりませーん?」
「オッケー!その後英語の宿題教えてくれよなv」
「シュア!もちろん!」
なんか・・・・・まーた変な人が増えた・・・・。
落ちナシで終わる。
アトガキ
もかさん登場です。
キャラがよくわからないよ・・・・。っていうか途中黒くありませんでした?
・・・スルー!スルーだよ!
深空